民法第958条の2「権利を主張する者がない場合」

 

民法第958条の2 権利を主張する者がない場合

前条の期間内に相続人としての権利を主張する者がないときは、相続人並びに相続財産の管理人に知れなかった相続債権者及び受遺者は、その権利を行使することができない。

 

意訳

相続人の捜索の公告(第958条)の期間内に相続人が現れなかったときは、相続人ならびに相続債権者、受遺者はその権利を失う。

 

条文解説

相続人の捜索期間が満了する間に相続人が現れなかった場合の権利の消滅について規定されています。

「家庭裁判所も相続財産管理人も必要な公告をし、相続人の登場を一定期間待った。だけど現れなかった・・・」

このような時は、もういつまでも待つことはできませんので、手続きは次のステップに進んでいきます。

 

この条文では、たとえ正当な権利をもっている人であっても期間内に名乗り出てこなかった場合はその権利を失うとされています。

つまり。「相続財産管理人選任の公告」「相続債権者、受遺者への弁済申出の公告」「相続人の捜索の公告」の3つの公告を経ても、自己の権利を主張し登場しなかった場合は、たとえ正当な権利をもっていたとしても、3つの公告期間が満了した時点でその権利は失うことになります。

 

 

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