さて、今回から始まりました「相続ブログ」
まずはどの相続にも共通して言えることからお伝えしていきたいと思います。
相続において、まず一番最初に考えなければならないことは『遺産分割』です。
遺産分割とは「誰が」「何を」「いくら」相続するのかを決めることです。
よく「相続ってお金持ちの人の話でしょ!?」という話を聞きますが、遺産分割は遺産の多い・少ないは関係なく、相続権をもつ人が2人以上いる場合には必ず通らなければならない問題です。
この遺産分割こそが相続のスタートラインであり、最も重要なポイントであるため、ここでコケてしまうと相続人同士で遺産の取り合いが起こるなど悲しい結果を招く事態になりかねません。
このような事態を避けるために被相続人(遺産を遺す人)が事前に出来ることとして
1.遺産となる財産(不動産や銀行預金など)をリストアップしておく
2.財産の評価額をできる限り計算しておく(遺産額の把握)
3.遺言書を書く(生前に遺産の行先を決めておく)
といったことが挙げられます。
実際に、相続人同士の話し合いが何年もまとまらず、最終的にお金で解決した例もあるなど、スタートでコケてしまうとゴールまで非常に長い時間と多くの労力が必要となります。
相続は早かれ遅かれ、必ずやってきます。
円満な相続を実現するためにも事前にできることはしっかりと準備をすることが大切です。