今回のテーマは「遺留分」です。
遺留分とは
遺留分とは相続権を持つ人が法律上、最低限保障されている取り分のことを指します。
遺留分は亡くなった方との続柄によって次の表のように決められています。
法定相続分と同じで、子、親、兄弟姉妹が複数人いる場合は上記の割合を均等に割ります。
また、法定相続分とは異なり、兄弟姉妹には遺留分はありません。
遺留分に注意した遺産分割を!
遺産分割において、相続人の取り分の目安となる割合は「法定相続分」として規定されており、遺言書を書くことによってこの割合を修正することは可能です。
しかし、どんな割合に修正してもよいかというとそういう訳にはいきません。
明らかに一人だけ相続分が少ないと不満が発生し、トラブルの原因となってしまいます。
遺産分割の際は遺留分に十分注意する必要があります。