今回のテーマは「不動産の評価方法④ 宅地比準方式」です。
宅地比準方式とは
主に市街地にある田や畑、山林の評価額を算出するために使われる計算方法です。
これは、その田や畑がもし宅地だった場合の評価額から、宅地に転用した場合の造成費用を差し引いて評価額を算出する方法です。
市街地にある田や畑は、比較的、宅地に近い評価額になる傾向にあります。
宅地造成費用を調べる
手順1
国税庁のホームページで調べることができます。
手順2
国税庁のホームページをご覧いただき、調べたい土地がある都道府県をクリックしてください。
手順3
つぎに、「その他土地関係」の中の「宅地造成費の金額表」を選択します。
手順4
クリックして出てきた表が「宅地造成費用」になります。
宅地造成費用の中身
宅地造成費用は、主に田や畑などの平坦地と山林などの傾斜地に分けて設定されています。
平坦地では、宅地にするために必要な工事の内容ごとに造成費用の平米単価が設定されています。
一方、傾斜地では、その傾斜度ごとに造成費用の平米単価が設定されています。
傾斜地の造成費用の平米単価には、樹木の伐採、抜根の費用は含まれていませんので、「平坦地の造成費用の伐採、抜根費」をこれに加算することができます。
造成費用の中身は深追いすると、いつまでも書き続けることができそうなので、今回はこのあたりでストップしておきます。
詳しいことを知りたい方は、国税庁の「宅地造成費用の金額表」をご覧ください。