第52話『財産リストの作成』 ~手続きの手間を最小限に~

今回のテーマは「財産リスト」です。

 

財産リストを作成することで、財産の全体像を把握することができます。

これにより、次のような効果が期待できます。

 

誰に何を相続させるのか考えやすくなる

相続税を納付の有無が分かり、必要なら生前に対策を打つことができる

相続人にとって、あるかないか分からない遺産を探す手間が省ける

相続人同士が遺産の範囲で争いを起こす可能性を低くすることができる

 

 

作成のポイント

書式に決まりはありませんが、次の項目について明記するようにしましょう。

・作成者

・作成した日付

・財産の種類

・財産の詳細

・数量

・おおよその評価額

 

つまり「何が」「どこに」「いくら」あるのかを分かるようにすることが大切です。

 

 

書き方の例

しかし、財産リストの作成にあたって、最も困難な問題は評価額の算出方法です。

財産の評価方法は遺産の種類によっては特別な計算方法を用いなければならない場合があります。

次回、53話以降で財産ごとの評価方法を解説したいと思います。

 

財産目録の作成を依頼したい場合

 

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